何度か訪ねた混浴温泉。

梅雨のこの時期は初めて。

山の色も、水の色も、、、

新鮮に感じる。



部屋に入り、浴衣に着替える。

鞄から縄の入った風呂敷を取り出す。

木々の香りの中に漂う縄の香り。

娘は直ぐに感じ取る。



浴衣をはだく。


待っていたかのように、既に張り詰めた蕾。



激しく音を立てる沢。

それに負けない滴り。



縛るよ。

立って。

浴衣はいらない。



窓から飛び込む自然の美しさより、、、

遥かに眩しい体。




季節はずれに、、、



赤く染まった肌と縄。



お前の望むもの、、、

全てくれてやる。



暗くなる頃、、、
露天風呂へ。

途中の天狗様に御挨拶。



一つ目の露天風呂を、、、



後にして。



二つ目の露天風呂へ。



川に掛かる吊り橋を渡って、、、



三つ目の露天風呂へ。



温泉も、
満天の星空も、
鳥と虫の鳴き声も、、
マイナスイオンも満喫し、、、


部屋に戻る。

満足したかい？

首を振る娘。

さて、、、

縄の入った風呂敷を解く。