奪う。



音も、



自由も、



羽も、



光も、



心も。

すでに階段を登りだした。

人が恋しい。
肌が恋しい。
縄が恋しい。。。

縄がかかる、、、
思っただけで、娘の身体は潤いだす。

肌を滑る縄に、子宮が直ぐに応える。



晒されることにも歓びを感じる。



視線が愛撫。



足にかかった縄が、



全てを露にすることも知っている。



震える子宮は腟壁を押し出し、愛液を滴らせる。



心配するな。



全部弄ってやるから。


縄Ｍの階段を、
駆け足で登って行く娘。

北の大地で発足した縄好きの集い
「北縛會」

その北縛會初めてのショーイベントに呼んでいただいた。

前日の金曜日の夜に北海道入り。

随分と人出が減ったと感じるススキノ。
北海道唯一？のＳＭバーに初めてお邪魔した。

美味しいお酒と話、アスリートな素晴らしい身体の女性を一縛。

そして土曜日、ショー当日。

照明はプロの方が器材を持ち込んで、、、
音楽はプロのＤＪが、、、

まるで劇場並みの環境を整えていただいた。

楽屋はとてもアットホームで、、、



いざ、、、



胸に縄をかける段階で、
既に頬を涙が伝わっていた。



何一つ纏っていない裸体に締め込む。
「これから責めるよ」と。



美しい身体に、赤い軌跡を刻み込んでいく。



横たえて、、、



艶かしい女の曲線が蠕きだす。



どんな責めでも、



全て受け入れようとする、、



その覚悟、、、



しかと、



受け取った。



北の大地の娘と、、、



素晴らしい方々に感謝。

London Festival Of Japanese Rope Bondage

「kinbaku」「sibari」を愛する人達。

「日本人」が縛る時、、、
微塵も見逃すまいと、呼吸すら忘れて見入っている。

縄模様の芸術性だけでなく、他の何かを掴み取ろうとしている。

そんな人たちに伝える、、、和の空気。


凛とする空気。



優しさ、
奥ゆかしさ、、

その身を委ねることに歓びを感じる、
Yamato　Nadesikoの美しさ。


撮影：Patrick Ciboni

縄を受けたいと言うロンドン娘。

日本の縄を、、、



静かに感じ取っている。



特別扱いはしない。



娘もそれに応える。



縄が全身を這う頃、、、



息遣いが変った。



抱きしめるように、



舞わせる。



首筋に指を添えた途端に、



乱れる呼吸と、



脈打つ身体。



逆さへと、、、



乱舞。



朦朧としていく、、、



意識。



縄の余韻に、、、



何時までも溺れていた。


美しい娘の涙は、、、
万国共通。